2019年 04月 18日 ( 1 )

姫路・大阪・京都編(2):姫路へ(15.12)

 2015年12月5日土曜日、午前六時半ごろ東京駅に到着。朝食として、鳥取のご当地B級グルメっぽいところに食指が動き、「カレーメンチカツサンド」を購入。7:00発のぞみ203号に乗車してさっそくいただきました。すると山ノ神、「ちょっとこれ読んで」と持参した組合新聞を差し出します。どりゃどりゃ。…………一読して絶句、目が・になりました。以下、転記します。
 ちょっと古いですが、(十余年前)首相官邸のホームページに教育改革国民会議の議事録や報告が現在掲載されています。その会議の一分科会で配られた資料を見ると教育者なら誰でも愕然とすることでしょう。
 資料は「1.子どもへの方策」「2.大人や行政が主体となって家庭、学校、地域で取り組むべきこと」として、それぞれの場で取り組むべきことを挙げています。
 「1」の「家庭」では、「挨拶をしっかりする」から始まり、「各家庭の『心の庭』(会話と笑いの場)をつくる」「団地、マンション等に『床の間』を作る」等。「学校」では「教壇を復活させることなどにより、教師の人格的権威の確立させること(ママ)」「青少年施設、自治公民館等での合宿」「遠足でバスを使わせない、お寺で3~5時間座らせる等の『我慢の教育』をする」「学校に畳の部屋をつくる」等。
 「地域」では「有害情報、玩具等へのNPOなどによるチェック、法令による規制」等。
 「2」の「家庭」では、「子どもを厳しく飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう」「『ここで時代が変わった』『変わらないと日本が滅びる』というようなことをアナウンスし、ショック療法を行う」「家庭教育について対話できる土壌をつくるため、企業やテレビと協力して古来の諺などを呼びかける」「家庭教育手帳の年度毎の更新、配布」「バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う」等。「学校」では、「一定レベルの家庭教育がなされていない子どもの就学を保留扱いする」「他の子どもの学習する権利を妨げる子どもを排除する権限と義務を学校に付与する」「警察OBを学校に常駐させる」等々。
 "「子どもを厳しく飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう"という件が肝でしょう。行政が家庭や学校に介入して子どもたちを鋳型にはめこみ、国家や企業にとって望ましい/扱いやすい人間に改造しようということですね。今読んでいる『現代史』(ポール・ジョンソン 共同通信社)の中に、以下の一文がありました。
 レーニンと同じく、それ以上にスターリンと同じく、ヒトラーは今世紀最大の極悪非道な実践者だった。その背景には社会改造、つまり人間はコンクリートのようにシャベルで形作ることができるという考えがあった。(上p.192~3)
 分科会に加わった極悪非道な方々に、『第四の書 パンタグリュエル物語』からフランソワ・ラブレーの言葉を贈ります。
 子どもは液体を満たす容器ではない。それは火をつけるべきものである。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2019-04-18 06:30 | 近畿 | Comments(0)