2019年 07月 08日 ( 1 )

姫路・大阪・京都編(15):金蔵寺・大原野神社(15.12)

 次は金蔵寺へ、幹線道路からはずれて山際の細い道を20分ほど走ると到着です。718(養老2)年に元正天皇の勅願で建てられた天台宗の古刹で、山の斜面、石垣と石段の間に堂宇が建ち並び、紅葉の隠れ名所だそうです。しかし残念ながら、ほとんど落葉していました。境内を埋め尽くすほどたくさんのカエデがあるので、盛りの頃はさぞ見事な景観かと想像します。再訪を期しましょう。
c0051620_21123672.jpg

 なお最近読んだ『かくれ里』(講談社学芸文庫)の中で、白洲正子がこのお寺さんにふれていました。
 実際この寺は、善峰よりはるかに静かで、紅葉も美しい。…お寺は険しい山を切りひらいて造ったらしく、何段にも高い石垣をめぐらし、崖にそって点々とお堂が建っている。紅葉の木の間を通して、長岡の竹林が見渡され、木津川がきらきら光って流れて行くのが見える。(p.187)
 これで予定していた旅程は終わりましたが、運転手さんが大原野神社の紅葉も素晴らしいと教えてくれました。はい、それではぜひ寄ってください。金蔵寺から20分ほど走ると、大原野神社に到着です。784(延暦3)年の長岡京遷都に際し、藤原氏が春日大社の分霊を祀ったのが始まりです。紫式部は大原野神社を氏神と崇め、この大原野の地をこよなく愛していたそうです。
 おおっ、参道にはきれいに色づいたカエデのトンネルが続きます。運転手さん、ありがとう。春日大社の分社だけに、狛犬のかわりに鹿の石像が置かれていました。境内にある池は、猿沢の池を模してつくられた鯉沢の池というそうです。
c0051620_21135359.jpg

 そしてひさしぶりの絵馬ウォッチング。「平穏無事に社会人として成長していきますように」 うん、"平穏無事"、素晴らしい言葉ですね。"日日是好日"とともに額に入れて飾っておきたい言葉です。「朗らかに健やかに育ってくれますように」という親御さんの言葉に応えるかのように、三歳の〇〇ちゃんの伸びやかな抽象的文字が躍っています。未来は君たちのものだ。
c0051620_21142718.jpg

 本日の四枚です。
c0051620_211583.jpg

c0051620_2115231.jpg

c0051620_21153612.jpg

c0051620_21155128.jpg

by sabasaba13 | 2019-07-08 07:31 | 京都 | Comments(0)