2019年 07月 22日 ( 1 )

宇都宮編(3):大谷(15.12)

 とりあえず、自転車を借りて大谷を訪ねてから宇都宮に戻って食することにしました。「Cycle City 走れば愉快だ宇都宮」という看板がありましたが、レンタサイクルのサービスも充実しています。観光案内所で教えてもらった西口駐車場に行くと、普通自転車は1日100円、電動アシスト自転車は1日300円という、格安のお値段で借りられます。後者の自転車を借りて大谷へ向かいますが、問題はソフト面ですね。果たして自転車が走りやすい道路環境か否か。残念、自転車専用道路はおろか、専用走路帯もなく、悪魔の機械に怯えながらの走行でした。関係者各位には、自転車のための環境整備をぜひ整えていただきたく善処を希望します。
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 二十分ほどペダルをこぐと、大谷石の町、大谷に到着です。こちらには、天狗の投げ石、平和観音、親子がえる、大谷寺、大谷観音、大谷資料館、大谷景観公園などの見どころがありますが、以前に訪れたことがあるので省略。大谷公会堂のみを見て宇都宮に戻ることにしました。
 さすがは大谷、大谷石でつくられた建物が其処此処で見られます。多孔質軽石凝灰岩の風合いには、枯淡な味わい深さを感じます。フランク・ロイド・ライトが惚れこんで、帝国ホテルで多用したのもさもありなん。ただ雨に弱く、雨漏りがしばしば起こってホテルの方々は閉口したそうですが。
 そしてひさしぶりのフェイス・ハンティング、三波伸介の「びっくりしたな、もお」を思い出しました。
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 旧大谷公会堂は、まるで神殿のような風格の建築です。解説を転記します。
 この建物は、大正末期から昭和初期にかけて、城山村在郷軍人分会の主唱により、公会堂として建築され、村議会、芝居、演劇、映画などの会場として多目的な利用を経て、昭和29年の宇都宮市への合併後は、宇都宮市所有の倉庫になっています。すでに国登録有形文化財に登録されている「カトリック松が峰教会」などの大規模な建物は、一般的に鉄筋コンクリートの躯体に張石仕上げが施されているところですが、この建物は宇都宮特産の大谷石を積み上げることにより、構造躯体として用いられています。小屋組みは「キングポストトラス」と呼ばれる工法で組まれており、建築当初は桟藁葺きであったといわれます。
 正面妻側には「ピラスター」と呼ばれる4本の付け柱が建てられ、柱の表面には、ロマネスク建築に用いられる幾何学的な文様が彫り込まれ装飾されています。特に2本の柱は地上から通しの形になり、最高部は約7.4mにも達するなど、「造形の規範」となっている貴重な歴史的建造物といえます。

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by sabasaba13 | 2019-07-22 06:22 | 関東 | Comments(0)