2019年 08月 01日 ( 1 )

言葉の花綵194

 国家はすべての冷酷な怪物のうち、もっとも冷酷なものとおもはれる。それは冷たい顔で欺く。欺瞞はその口から這ひ出る。「我国家は民衆である」と。(ニーチェ 『ツァラトゥストラはかく語る』)

 一億二心 (金子光晴)

 私は豆腐屋のような映画監督なのだから、トンカツを作れといわれても無理で、せいぜいガンモドキぐらいだよ。(小津安二郎)

 形式論理で人の口を塞ぐことはできるけれども、人の心を服することはできない。(夏目漱石)

 悪魔は年をとっている。だから悪魔を理解するには、お前も早く年をとることだ。(ゲーテ 『ファウスト』)

 私としてはこうするよりもほかない。私はここに踏み止まる。(マルティン・ルター)

 政治とは、情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力をこめてじわっじわっと穴をくり貫いていく作業である。(マックス・ヴェーバー)

 競争することは「やつら」に利用されることだ。(unknown)

 日に資本の勢力昇り居るにもかかはらず我が労働者は互に競争して年に其位置を落として敢て顧る者なし、愚なる労働社会よ。(横山源之助 『日本の下層社会』)

 ひとつの職場で生きつづけてゆくために絶対に必要な仕事の牧歌性というものに、青年労働者たちはなんの愛着もないのだろうか。(熊沢誠)

 人間は働かな嘘ですばい。(某女坑夫 『まっくら』)

 うららかな春はきびしい冬のあとから来る
 可愛い蕗のとうのとうは霜の下で用意された (宮本百合子)

 流浪の旅に財産はもっていけないが、身につけた教養は奪われない。(冨原真弓)

 そこなおうとする相手が自分と同じ人間ではないと思えるとき、あらゆる残虐行為が可能となる。(冨原真弓)
by sabasaba13 | 2019-08-01 08:01 | 言葉の花綵 | Comments(0)