2019年 09月 17日 ( 1 )

福井・富山編(7):山中温泉(16.3)

 ぶらぶら歩いていくと緩やかな坂道があり、そこを下ると鶴仙渓という渓谷に架かる総檜造りの「こおろぎ」がありました。下から見上げると、精緻な木組みがまわりの景観とよくマッチしています。なお「こおろぎ」の名の由来は、かつて行路が極めて危なかったので「行路危(こうろぎ)」と称されたとも、秋の夜に鳴くこおろぎの声に由来するとも言われているそうです。
 橋を渡ると鶴仙渓に沿った遊歩道が整備されており、新緑や紅葉のころにはさぞや綺麗なことでしょう。来てみたいなあ。
 なおこのあたりに「蓮如上人虎斑御名號旧蹟」という石碑がありましたが、浄土真宗中興の祖、蓮如がここ山中温泉とどういう関係があったのでしょうか。さっそく調べてみると…わかりました。文明5年(1473)、蓮如上人が吉崎御坊を拠点に布教していた際、山中温泉に湯治に訪れました。その時、お世話になった住民に対し、茣蓙の上でお経を書いたとされ、茣蓙の形がそのまま残り、虎の模様のようになっていたことから「虎斑の御名号」と名付けられ、蓮如堂で末永く保管していたそうです。
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 さてそれでは福井へと戻りましょう。あっ、気がつかれましたか。せっかく山中温泉に来たのに、肝心の温泉に入らずに帰るという神をも畏れぬ所業です。実は私、いわゆる"烏の行水"、温泉街の雰囲気は好きなのですが、温泉自体にはそれほどこだわりを持っておりません。浸かってもせいぜい十分かな。よってこれまでも、名だたる温泉に行きながらも、湯に入らないことがしばしばありました。有馬温泉別府温泉城崎温泉別所温泉熱海温泉東山温泉鳴子温泉草津温泉伊東温泉などですね。温泉ファンの方がいたら、「気をつけ、目をつぶれ、歯をくいしばれ」と言われそうですが。では実際に入湯したことはどれくらいあるのか、気になって拙ブログで検索をかけてみました。すると、法師温泉湯西川温泉大鰐温泉上山田温泉湯の峰温泉定山渓温泉薬研温泉道後温泉寸又峡温泉上山温泉銀山温泉湯野浜温泉糠平温泉にはいっていたことが判明。なんだ、結構入っているじゃないか。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2019-09-17 07:33 | 中部 | Comments(0)