2019年 10月 12日 ( 1 )

福井・富山編(28):鯖江(16.3)

 今庄駅から北陸本線福井行きに乗って、武生の次の駅が鯖江です。お目当ては眼鏡…ではなくて恵美写真館とサバエドッグです。駅前に出ると「近松門左衛門のまち さばえ」という大きな看板がありましたが、彼は鯖江出身なのかな。いま、「さばかん」(筆者注:鯖缶ではなくて鯖江観光公式サイト)で調べてみたら、近松は鯖江市の立待地区で幼少期を過ごしたそうです。なおこの一帯は、近松の里と呼ばれ、近松ゆかりの寺やお清水の他、当時吉江藩の城下町であった面影が今なお残っているとのことです。なるほど、ご当地キャラクターも「ちかもんくん」でした。
c0051620_2059587.jpg

 そして眼鏡の大きなオブジェには「めがね産地さばえ」と記されていました。そう、ここ鯖江は、メガネフレームの国内生産シェア率が96%なのですね。この後に行った商店街アーケードの柱にも、しっかり眼鏡が描いてありました。
c0051620_2105237.jpg

 それにしても何故眼鏡をつくるようになったのだろう。「ジモコロ」というサイトを読んでその謎が解けました。1905年に増永五左衛門という人が、「積雪が厳しい冬の間に農業の代わりに出来る軽工業」として村人に伝えたのがきっかけだそうです。それではなぜ眼鏡を選んだのか。1905年というのが謎を解く鍵でした。そう、日露戦争(1904~5)が終わった年です。当時の民衆はこの戦争に熱狂し、戦況の推移に一喜一憂しました。それを伝える主要メディアは新聞、その小さい文字を読むために、眼鏡を必要とする人が多数いるにちがいないという読みだったのですね。その狙いが見事に的中し、鯖江の眼鏡産業が隆盛を誇るようになったというわけです。見事な先見の明です。
 なお持参した「るるぶ」(JTBパブリッシング)によると、福井県が日本一を誇るものが結構ありました。何の後学になるかはわかりませんが、ご紹介します。恐竜化石の産出量、手漉き和紙出荷額、出身地別社長数ランキング、ハープの生産、各種繊維生産量です。ハープというのが意外でしたが、解説によると日本でハープを作っているのは永平寺町にある一社だけで、しかも世界第二位の生産量を誇っているそうです。へー、気になったので調べてみたら、ほんとだ、「青山ハープ」という会社でした。ハーポが弾いていたのも、こちらのハープかもしれませんね。
by sabasaba13 | 2019-10-12 08:41 | 中部 | Comments(0)