2019年 10月 19日 ( 1 )

福井・富山編(35):あわら温泉(16.3)

 まずは芦原温泉旅館協同組合のサイトから、芦原温泉の歴史について転記しましょう。
 その昔、芦原温泉中心部の温泉地帯は低湿な沼地でした。明治16年に町内堀江十楽のひとりの農民が灌漑用の水を求めて水田に井戸を掘ったところ、約80度の温泉が湧出したのが始まりです。翌明治17年には何軒かの温泉宿が開業し湯治客を泊めるようになり、明治45年に旧国鉄三国線が開通して以降、温泉街として発展していきました。その後、福井大震災(昭和23年)、芦原大火(昭和31年)など度重なる震災を乗り越え今日に至っております。
 けっこう新しい温泉なのですね。駅の目の前に藤野厳九郎記念館と藤野厳九郎・魯迅の銅像がありましたが見学は後回しにして、温泉街を散策しました。まずは登録有形文化財に指定されている老舗「べにや旅館」の外観を拝見。床の間や天井などに数寄屋意匠を施した、趣向を凝らした客室だそうです。ところがなんと、2018年5月5日に火事によって全焼してしまいました。幸い死傷者は出なかったそうですが、いやはや惜しいことをしました。サイトによると、解体作業が終わり、2020年の再建をめざしてがんばっておられるそうです。
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 石畳が敷き詰められた芦の湯通りの風情を楽しんでいると、三角屋根が印象的な瀟洒な洋館がありました。九頭竜川の改修や三国鉄道の敷設に尽力した杉田定一という明治時代の政治家の別荘です。洒落た佇まいなので、関係者各位にはぜひ内部の公開を望みます。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2019-10-19 06:22 | 中部 | Comments(0)