2019年 11月 13日 ( 1 )

福井・富山編(55):高岡(16.3)

 朝目覚めてカーテンを開けると、空一面が雲で覆われています。テレビの気象情報を見ると、今日は曇りですが雨の心配はなさそうです。よろしい、それでは予定通りの旅程でいきましょう。まず高岡を散策して駅前に戻り、世界遺産バスに乗って五箇山・相倉集落へ、ふたたびバスで五箇山・菅沼集落へ。バスで城端(じょうはな)へ行き、城端の町を散策。JR城端線に乗って福光へ、棟方志功の「愛染苑」と「鯉雨画斎」を見学。城端線で砺波(となみ)に行きタクシーで井波へ。井波を見学してバスで福光駅へ、城端線で高岡に戻る予定です。
 まずは『日本の町100選 小さな町小さな旅 東海・北陸』(山と渓谷社)から、高岡についての紹介文を引用します。
 高岡の山町筋は国の重要伝統的建造物群保存地区。山町筋とは旧北国街道沿いの、江戸時代に商人の町として栄えたエリアである。山町筋のなかでも特に木舟町が顕著だが、町並みがとても重厚で、近寄り難い雰囲気。壁を黒漆喰で乗り込めた土蔵造りの町屋、屋根に大きな箱棟がある黒瓦葺きの切妻屋根、また、レンガ製の防火壁を設けた建物もある。これらは明治の大火の教訓で耐火構造を備えているのである。金屋町へも足をのばそう。ここはかつて鋳物師(いもじ)が集まっていた町だ。大半は郊外に移転したが銅片を敷き込んだ石畳の両脇に千本格子の家が続き、その歴を語り継いでいる。(p.165)
 それでは朝の高岡散歩と洒落込みますか。エレベーターの中に「大木白山社 年越大祓い護符」が貼ってありましたが、ワイヤーが切れて落ちたことでもあるのでしょうか。ちょっと心配だなあ。外へ出ると、塀の上の見返り猫と遭遇。はい、おはようございます。
c0051620_1858481.jpg

 まずは高岡大仏を拝見しましょう。伝統の鋳物製造技術によって造られた総高15.85m、重量65tの大仏は圧倒的な存在感です。近くに、1806(文化3)年に鋳造された大きな時鐘がありました。もともとは1804(文化元)年に高岡町奉行・寺島蔵人が鋳造させた鐘があったのですが、すぐに割れ目ができてしまったそうです。坂下町の鍋屋仁左衛門は、高岡鋳物の声価を傷つけたことを悲しみ、自ら多額の寄付をし、浄財を集め、工人を督励してこの大鐘を作らせたとのこと。郷土の産業への深い愛情と誇りを感じさせてくれる話です。
c0051620_18583012.jpg

 本日の一枚です。
c0051620_18585576.jpg

by sabasaba13 | 2019-11-13 06:21 | 中部 | Comments(0)