2019年 12月 13日 ( 1 )

福井・富山編(80):雨晴海岸へ(16.3)

 それでは雨晴海岸へと向かいましょう。あいの風とやま鉄道のホームに行くエスカレーターに乗ると、脇を富山銀行のキャラクター「Bankenトミー」が流れていきました。犬が金庫番をしている銀行に預金するなんて真っ平御免だと私は思うのですが、意に介さない人が多いのかな。「ゆるキャラ」を面白がって集めてきましたが、最近の猖獗ぶりには不安を覚えてきました。マスコットを餌に子どもを引きつけ売上げを伸ばそうとしているのか、はたまた大人自体がマスコットを好むのか。いずれにせよ、真っ当なこととは思えません。井上章一氏も『日本の醜さについて 都市とエゴイズム』(幻冬舎新書497)の中で、こう苦言を呈しておられます。
 ゾウの人形(佐藤製薬)やウサギの人形(エスエス製薬)も、設置の事情はわからない。どちらも、カエルの場合と同じように、子どもを人形でそそろうとしていた。子どもが親にせがむ、その甘えを売上げの向上へつなげることが、はかられたのである。
 動機は、ケンタッキーフライドチキンのカーネル・サンダース人形と、かさなりあう。どちらにもつうじる日本的な景観は、子どもをねらった営業に、ねざしていた。日本人は、子どもにふりまわされてきたのかと、考えこまされる。(中略)
 そのいっぽうで、着ぐるみの「ゆるキャラ」は、逆にあふれだしている。こちらは、商店のみならず、行政や学校にも利用されだした。公的機関までふくめ、幼稚になってきたものだなと感じいる。
 私は「ゆるキャラ」事情にうとく、その発達史をうまく説明しきれない。しかし、子どもっぽさという点では、店頭人形をひきついでいるところもあるだろう。ここでは、日本の景観にひそむ幼児性を、着ぐるみの先輩にあたる人形で、論じてみた。そううけとってもらえば、ありがたい。(p.90~1)
 あいの風とやま鉄道に乗ること16分で高岡駅に到着、こちらで食事を取ることにしましょう。駅構内にある「山海亭」でご当地B級グルメ氷見うどんをいただきました。讃岐うどん(香川県)、稲庭うどん(秋田県)と並ぶ日本三大うどん…と言いたいところですが、両横綱を除くもう一つの席は確定していないようです。氷見うどん(富山県)、水沢うどん(群馬県)、五島うどん(長崎県)、きしめん(愛知県)など諸説紛々。ま、美味しければどうでもいいではありませんか。「手延べ」による強い腰と粘り、餅のような感触と風味、のどごしの良さと歯ごたえに舌鼓を打ち鳴らしました。

 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2019-12-13 06:24 | 中部 | Comments(0)