2020年 01月 19日 ( 1 )

御殿場編(11):二岡神社(16.5)

 それではJR御殿場駅に戻って、帰郷することにしましょう。途中に二岡神社という看板があったので、寄ってみることにしました。社務所もなく、鬱蒼とした古木が林立する荘厳な雰囲気の神社でした。「広岡浅子と村岡花子」という解説板があり、要領の得ない短い解説と数葉の写真が掲示してありました。
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 どうやら広岡浅子がこのあたりに住んでいて、夏に勉強会を開き、そこに村岡花子らが参加していたようです。「小学館版 学習まんが人物館 広岡浅子(大谷じろう・原口泉 小学館)の解説が、簡にして要を得ているので紹介します。
 幕末に京都の豪商・三井家に生まれ、幼少期はおてんばで読書好きだったという浅子。大阪の豪商・加島屋に嫁いだ彼女は、加島屋のために、新しい日本のために、走り回ります。
 九州・筑豊での炭鉱事業、銀行の設立、大同生命保険の創業、日本初の女子大学校設立への尽力……まだまだ男性が中心だった社会で、どんな苦難にあっても決してあきらめず、さまざまなビジネスに挑戦し続けた彼女の座右の銘は「九転十起」でした。
 実業界引退後は、女子のための勉強会を主催、「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子や、女性運動家・市川房枝らが参加しました。
 浅子が創業に尽力した大同生命保険は、2017年に創業115周年を迎えます。広岡浅子が生命保険事業に託した「社会の救済」と「人々の生活の安定」という想いは、今もなお同社に受け継がれています。
 なるほど、その勉強会がこのあたりで開かれていたのですね、これは良い史跡に出会えました。帰宅後、インターネットで調べてみると、村岡花子はこの森が好きで、勉強会の自由時間にやってきて、手紙を書いたり、木陰で本を読んだりしていたそうです。また神秘的な雰囲気の森に魅かれて、映画・ドラマ・CMなどのロケ地としてよく使われる神社だそうです。黒澤明監督の『七人の侍』、北野武監督の『座頭市』、中居正広さん主演『私は貝になりたい』、テレビドラマ『JIN-仁-』などなど。久しぶりに『七人の侍』を見直したくなりました。

 そして御殿場駅前の観光案内所に自転車を返却、近くの公衆便所の男女トイレ表示を撮影し、帰宅の途につきました。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2020-01-19 07:26 | 中部 | Comments(0)