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五島・対馬・壱岐編(38):弁天崎公園(09.9)

 いよいよ最終日です。カーテンを開けるとお天道様が莞爾として雲間から顔をのぞかせています。今日も天気は良さそうですね。ホテルのレストランで、ボリュームいっぱいの朝食をいただきながら地元のタブロイド版新聞「壱岐日々新聞」と「壱岐日報」を拝読。昨日遠望した一支国博物館についての記事がありました。"視察した市議の中には、建物の巨大さに圧倒され、不安を隠さず「市で面倒を見ていけるだろうか」と心配する声や、「ここまで来たら応援するしかない」という厳しい表情も" そして市議会の議場を写した写真の中で議員が着ているのが、ガイドさんが行っていた噂の貫頭衣ですね。ほんとだったんだ。
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 そして腹ごなしにホテルの前にある弁天崎公園を、朝焼けの雲や静謐な海を眺めながらのんびりと散策しました。太公望の姿もちらほら見かけました。こちらにある市杵島神社の鳥居は海に向かって立っています。かつては舟で参拝したのでしょうね。
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 玄関で出迎えてくれたを撮影しチェックアウト、どうやらファックスは届いていないようなので、左京鼻事件の詳細はいまだ不明のようです。朝日に包まれた街を眺めながら郷ノ浦大橋を渡り、暇そうな猫を撮影し、バスターミナルで7:55発のバスを待ちます。ひなたぼっこをしている猫を撮影していると、お遍路姿のご老人四人組がバス停に現われました。壱岐にも何かの札所があるようですね。
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 定刻通りやってきたバスに乗り込み、左側最前列のお誕生日席をゲット。さあ出発です。それにしても、何と摩訶不思議な地名のバス停が多いことよ。「綱引場」「祈祷所」「塞ノ神」… それぞれをテーマに論文が一つ書けそうですね。壱岐の歴史の奥深さを感じるとともに、こうした地名を変えずに守り続けてきた島の人々に畏敬の念を覚えます。黒崎のあたりであまりにも海がきれいなので、窓ガラスにへばりついて写真をとっていたら、運転手さんが「すこし停めますので、ゆっくり写真を撮ってください」と言ってくれました。感謝感激雨あられ、これをきっかけに四方山話に花が咲くことになりました。ほんとはいけないのでしょうが、地方のバスで運転手さんと雑談をしながら流れゆく風景を車窓から見るのが大好きです。黄金色の稲がたわわに実る棚田もあり、美しい海の眺望とあいまって、思わず見惚れてしまいます。そうそう、昨日の左京鼻事件について訊いたところ、存じないということでした。よほど厳しい緘口令がしかれているのか、あるいは島のコミュニケーション力に陰りがでているのか、よくわかりませんが。勝本からの帰路も路線バスを使うというと、一日乗車券を薦めてくれました。1000円で乗り放題、この後芦辺港に移動することを考えるとこれはかなりお得です。さっそく購入。そして途中にある城山公園からの眺めがいいですよ、と教えてくれました。そこからなら勝本まで歩いてもすぐということなので、下ろしてもらうことにしましょう。ディスプレイを借りて、この親切な運転手さんにお礼を言います。どうもありがとうございました。
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 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2010-09-09 06:29 | 九州 | Comments(0)

五島・対馬・壱岐編(37):郷ノ浦(09.9)

 市街地から郷ノ浦大橋を渡ってすこし離れたところにあるホテルまで送ってもらい、丁重にお礼を言ってお別れしました。チェックインをして旅装を解き、それでは夕食を食べに、郷ノ浦までくりだすことにしますか。郷ノ浦大橋からは港と町を一望できます。今回の旅では利用しませんが、郷ノ浦港ターミナルビルを表敬訪問。
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 そして数分歩くと小さな市街地に到着です。「小川鉄工所」の手作り看板に職人の矜持を感じ、入り江にかかる橋を渡ろうとすると、「百合若大臣の鬼退治」という碑がありました。昔、壱岐には五万人の鬼を率いる悪毒王という鬼の大将がいたそうです。都の百合若大臣という武者がやってきて鬼たちを退治し、最後は悪毒王と一騎打ちの末にその首を切り落としますが、ところがその首は空高く舞い上がり、首をつなぐ薬を手に入れるために消え去ってしまいました。大臣はその胴体を岩陰に隠し待ちうけ、ふたたび戻ってきた首と格闘、兜に噛みつき必至に抵抗するもとうとう絶命してしまった、というお話です。橋の上には、悪毒王と百合若大臣の石像もありました。
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 川面にその姿を映す火の見櫓をみながら直進すると、つきあたりにあるのが塞(さえ)神社です。さえの神=道祖神ですから、何やらいわくありげな神社ですね。由来の解説を読むと、祭神は、天の岩戸の裸踊りで知られるアメノウズメノミコトとサルタヒコが一体となった猿女君(サルメノキミ)。良縁・安産・夫婦和合・性病・子どもの守護に霊験あらたかと言われ、かつて壱岐に上陸した男たちは必ずこの神社で一物を照覧したそうです。「何を祈るか丑満に女性の詣りが多い」という最後の一文が何とも言えない余韻を残します。本殿前にも中にも巨大な陽根があり、右手のガラスケース内には「ちょっとのぞいて見てごらん」と手招きする、正座をした猿女君の小像がありました。そこまでおっしゃるのなら覗かせてもらいましょう、でもどこをどうやって覗けばいいの? 像はガラスの上に坐っているので、どうやら下から覗けるようです。すると… はい、女陰を拝めました。なんともおおらかな神社です。
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 懐かしい雰囲気を残す商店街や、ビルを貫く通路に密集する商店を眺めながら、「トロル」というレストランに到着。
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 はい、壱岐牛のサーロイン・ステーキがお目当てです。柔らかいけれどもしっかりとした味のステーキに舌鼓を打ちました。ステーキセットが3800円というのも納得のお値段です。夜風を浴び港や町の夜景を眺めながらホテルに戻って露天風呂に入り、壱岐焼酎「壱岐っ娘」を呑みながら、明日の旅程を検討しました。路線バスで勝本に行き町を散策、もし時間があれば帰りに湯ノ本で途中下車して温泉街を徘徊。そして郷ノ浦から芦辺港までバスで行き、時間があればターミナル近くの「うめしま」で再び壱岐牛を所望。そして14:25発のジェットフォイルに乗って15:30に博多港に到着。さてここからが問題。帰路の飛行機は福岡空港19:10発の便です。その間、だいたい三時間ほどありますので、どこをふらつきましょう。金印が発見された志賀島か、うーん船を使うので時間がかかりそうだな。いっそのこと福岡市博物館で本物の金印を見てみますか、近くには福岡タワーもあるし、ガイドブックによると元寇防塁跡もあるようです。よしっ決まり! それでは明日に備えて爆睡することにしましょう。

 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2010-09-08 06:27 | 九州 | Comments(0)

「列車の運転」

 「列車の運転 運転士が語る鉄道のしくみ」(宇田賢吉 中公新書1948)読了。静かな、あるいは燃え滾るブームなのでしょうか、鉄道関連の本やTV番組をよく見かけます。自称鉄三郎(鉄五郎だったかな)の私としては嬉しいかぎりです。ただいずれの本・番組も、熱烈とはいえ鉄道愛好家、つまり部外者によって書かれたり作られたりしています。ま、それはそれでいいのですが、できれば運転士や車掌さんなど、実際の鉄道業務に関わっている方のお話を聞きたいなと思っていました。どうやって列車を動かし停めるのか、どういうところか難しいのか、どういう時に嬉しいのか、知りたいことが沢山あります。本書はたまたま家の近くの本屋で見つけたもので、迷わず即購入。著者の宇田氏は、1958年に日本国有鉄道に入社、その後JR発足にともない西日本旅客鉄道に入社、2000年に退職されるまで運転士を勤め上げた鉄道マンです。お人柄を反映してか、運転士の仕事や鉄道の仕組みについて実直に丁寧に愛情込めて語られています。やむをえないこととはいいながら専門的な内容が多く、理科の苦手な私には理解できないところも多々ありましたが、「だいたいわかればいいんですよ」と優しく微笑む宇田さんの姿に励まされたような気がして、読み通すことができました。列車を運転するということはほんとに大変な仕事なのですね。それぞれクセのある列車を相手に、技術・経験・勘を総動員して「安全・正確・快適」という永遠の目標を日々めざす運転士さん。詳細についてはぜひ本書を読んでいただきたいのですが、そのプロフェッショナルな仕事ぶりには頭が下がる思いです。人間の技量と機械がかみあわないと、安全・正確・快適な運転はできないこともよくわかりました。ある町工場のおやっさんが言っていた「機械にもニンベンをつけて仕事をするもんだ」という言葉を思い出します。
 それでは運転士が肝を冷やす怖いものとは何か。氏は次の八つを挙げておられます。下り勾配、ブレーキの効きが悪い、空転と滑走、雨・霧・霜、毎日がレンタカー(※ブレーキの効きが列車によって微妙に異なる)、信号機の間近に迫る(※信号機の行き過ぎは運転事故)、ホーム端の乗客、乗務中の居眠り。ん、居眠り? そう、居眠りの防止が運転士の最大の関心事なのですね。その背景には過酷な労働環境があります。不規則な勤務、しかもその半分は早朝と夜間、会社によっては休養場所までの往復時間や食事も、就業規則における最低睡眠時間に含めてしまうそうです。その休養室も数人で利用する場合は人の出入りする気配で熟睡できず、近くに食事ができる店がないことも多い。パンを頬張りながら運転する運転士の写真が報道され、業務モラルの低下だとして国鉄解体と民営化を求める声が一気に高まったことを思い出しますが、こうした事情があった可能性が高いですね。結局、国労(労働組合)潰しのためのプロパガンダだったのかな。それにうかうかと乗って現在の凄惨な労働状況へのレールを敷いてしまったわれわれの責任は大きいと思います。
 さらにその背景にあるのが、ひたすらスピードアップを求める会社の経営方針にあると、著者は静かに批判します。以下、引用します。
 運転士は秒針に追われて走る仕事である。現在ではスピードアップが追及されて、次駅までの残り時間と速度を勘案して調整する余裕ある運転は少なくなった。ひたすら走ってやっと定時というのが常識になりつつある。(p.260)
 こうした"経済効率"に合わせて人間の生身を切り刻み引き伸ばす「プロクルステスの寝台」的状況は、福知山線の事故という最悪の形で結実してしまいました。現状は改善されたのかどうかわかりませんが、会社側には運転士さんがベストの体調で運転できるための配慮をしてほしいですね。
 また各章の冒頭に掲載されている運転士がつくった俳句や短歌が、列車運転の喜びと悲しみを叙情豊かに語っています。
昨日(きぞ)越中今日は近江の紫陽花と汽車牽く贅をば人知らざらむ
 地球温暖化をくいとめるためには、自家用車利用の自粛と、公共輸送機関の活用・充実が喫緊の課題だと考えます。その中核を担うのが列車、それを「安全・正確・快適」に走らせるのが運転士。重責ですが、健康に留意して人間らしく働けることを心から祈っています。これから列車に乗るときには、時計の秒針を見つめる彼/彼女の姿に思いを馳せたいと思います。
by sabasaba13 | 2010-09-07 06:23 | | Comments(0)

「博物誌」

 「博物誌」(ルナール 岩波文庫)読了。帰りの通勤電車の中でたまたま読む本がなくなり、駅近くの書店に飛び込んで物色していると、「博物誌」という背表紙が眼に飛び込んできました。ああたしか蝶を「二つ折りのラブレター」と洒落て表現した、動物に関する散文集ですね。著者はジュール・ルナール、自伝的小説「にんじん」の作者でもあります。全編を通して読んだことはないし、短文が連なっているので読みやすそうだし、さっそく購入してみました。以下、ルナールについてスーパーニッポニカ(小学館)から引用します。
 Jules Renard (1864-1910) フランスの小説家、劇作家。2月22日、中仏シャロンに生まれ、父の郷里シトリーで育てられる。少年期に母に愛されない暗い日々を送る。このころの思い出は、のちに名作『にんじん』(1894)の大きな素材となる。パリに出て象徴派の詩人たちとつきあい、『メルキュール・ド・フランス』誌の創刊に参加した。小説『ねなしかずら』(1892)によって、特異な詩眼をもった作家として認められ、『にんじん』以後、『葡萄畑の葡萄作り』(1894)、『博物誌』(1896)などの名作を次々と書く。とくに『博物誌』において、「イマージュの猟人」と自ら名のった幻視者ルナールの力量が存分に発揮された。1897年以後、劇作を始めたが、ここでも非凡な腕をみせた。
 作品に『別れも愉し』(1897)、『日々のパン』(1898)、『ベルネ氏』(1903)があるが、1900年には小説と同じ題材による戯曲『にんじん』を発表し、大成功を収めた。また、死後に全集とともに公にされた『日記』(1927)は、優れた日記文学として評価された。これは没年に至る24年間にわたって書かれたもので、つねに文体の練習に励み、人間の真実の姿を観察し続けた作家の生活が、赤裸々に描き出されている。
 本書は、故郷シトリー村での体験をもとに、鋭い観察眼と簡潔・的確そしてユーモアに満ちた表現で生き物たちの姿を描きだした散文集です。わずか一行の、まるでスナップ・ショットのような短文から、自然との触れ合いや幼少時の思い出を語る数ページのエッセイまで、融通無碍、機知とユーモアにあふれた物の姿(イマージュ)の狩人の渉猟ぶりを満喫できます。下手な解説休むに似たり、いくつかを紹介しましょう。
青いとかげ
ペンキ塗りたて、ご用心! (p.119)

ほたる
草に宿った月の光のひとしずく! (p.137)

あり
どれもこれも、3という数字に似ている。
そして、いること! いること!
333333333333…匹、無限な数まで。(p.141)

ちょう
このふたつ折りのラブレターは、花の所番地をさがしている。(p.151)


自分のコルセットを作る材料は、たしかに口の中に持っている。だけど、なにしろ、あの胴まわりじゃねえ!… (p.167)

つばめ
つばめたちは、私に毎日のあの授業を授けてくれる。
小さな鳴き声をあげては、空中に点線を描く。
直線を引いて、そのおしまいにコンマを打ったかと思うと、急に改行をする。
とてつもなく大きな括弧を描いて、私の家をその中に包んでしまう。(p.198)

からす
畝溝の上のアクサン・グラーヴ。(p.216)
 「こういう見方があったのか」という意外性と、「わかるわかる」という共感の幸福な出会い。「神は自然を作るのには、なかなかの腕を見せたが、人間作りには失敗した」とは、彼の言ですが、その神様の技をこれだけに巧みに表現できるのですから、人間だって捨てたものではありません。満員列車から飛び降り、仕事をさぼって大自然の懐に飛び込み、彼のようにイマージュを追いかけたくなることしばしばでした。でも卑近なところで生を営む生き物たちからも、さまざまなイメージを受取ることができると彼は教えてくれます。例えば「ごきぶり/黒くてぴったりはりついている。まるで鍵穴みたいだ。(p.136)」「くも/ひと晩じゅう、月の命令で、封印をそこらじゅうに貼りつける。(p.139)」。自然の豊穣さに驚愕し、それを言葉にして多くの人と共振する、それが本書の魅力でしょうか。ロートレックの生気あふれるデッサンも含めて、楽しませてもらいました。
by sabasaba13 | 2010-09-06 06:24 | | Comments(0)

言葉の花綵35

 あの快い夜のなかへおとなしく入っていってはいけない。光の滅んでゆくのを激怒せよ。激怒せよ。(ディラン・トーマス)

 耐えろ、馴れろ、考えるな。(日本帝国海軍の説教)

 魂たちが私を待っている
 残る生涯をかけて彼らの話を聞こう
 私はこの島に残ろう
 島に残ろう (A・N・ソクーロフ)

 もし世界の終わりが明日だとしても
 私は今日林檎の種子をまくだろう (G・ゲオルギウ)

 医療と教育は、あらゆるものが実験である。(村上陽一郎)

 人は死んだら、残された者の心の中に行く。(中井英夫)

反対

 僕は少年の頃
 学校には反対だった。
 僕は、いままた
 働くことに反対だ。

 僕は第一、健康とか
 正義とかが大きらひなのだ。
 健康で正しいほど
 人間を無情にするものはない。

 むろん、やまと魂は反対だ。
 義理人情もへどが出る。
 いつの政府にも反対であり、
 文壇画壇にも尻を向けている。

 何しに生まれてきたと問はるれば、
 躊躇なく答えよう。反対しにと。
 僕は、東にいるときは、
 西にゆきたいと思ひ、

 きものは左前、靴は右左
 袴はうしろ前、馬には尻をむいて乗る。
 人のいやがるものこそ、僕の好物。
 とりわけ嫌ひは、気の揃ふといふことだ。

 僕は信じる。反対こそ、人生で
 唯一つ立派なことだと。
 反対こそ、生きてることだ。
 反対こそ、じぶんをつかむことだ。(金子光晴)

 人は何かに向かっているときは生き生きとしている。しかし、向かうことをやめ、立ち止まると全てが形骸化してしまう。(山本義隆)

 うるせいやい。負けるもんかい、江戸っ子だい。役人も俺からは夢だけは奪えないぜ。(『歌麿・夢と知りせば』)
by sabasaba13 | 2010-09-05 08:04 | 言葉の花綵 | Comments(0)

ご当地電話ボックス

丸岡城(福井県)
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宇治(京都府)
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西条(広島県)
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倉敷(岡山県)
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丸森(宮城県)
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一ノ関(岩手県)
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井波(富山県)
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日光物産商会(栃木県)
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奈良公園(奈良県)
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大和郡山(奈良県)
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岸和田(大阪府)
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網走駅前(北海道)
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納沙布岬(北海道)
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下関(山口県)
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西大寺駅前(岡山県)
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米沢駅前(山形県)
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旧軽井沢(長野県)
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塩山駅前(山梨県)
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両国国技館(東京都)
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西山荘(茨城県常陸太田)
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智頭(鳥取県)
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大雄山最乗寺(神奈川県)
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筑波神社(茨城県)
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福江(長崎県五島市)
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by sabasaba13 | 2010-09-04 22:33 | 写真館 | Comments(0)

五島・対馬・壱岐編(36):あまごころ本舗うに工場(09.9)

 そして本日の掉尾を飾るうに工場へ。その間、ガイドさんが壱岐出身の有名人を紹介してくれました。笑福亭仁鶴の奥さん、とらやのおいちゃん(下條正巳/下條アトムの父)、クールファイブの誰か。うわあ、ディープだなあ。そして二十分ほどであまごころ本舗うに工場に到着です。工場は稼動しておらず、ウニに関する展示がすこしあるだけ。壱岐土産の販売がメインの施設、おそらく壱岐交通にキックバックを払って観光客を誘致しているのでしょう、ま、いたしかたないかな。なお入口に「離島戦隊 イキツシマン」の顔はめ看板があったのは、今回の旅ではお目にかかれないと諦めていましたので嬉しいサプライズ。三々五々買い物をしましたが、私のお目当てはもちろん壱岐焼酎。かなりいけそうな感じのガイドさんにお薦めの逸品を訊ねると、アルコール度数が高い方が美味しいということで薦めてくれたのが「壱岐っ娘」の40度。さっそく購入し、二階の喫茶室で珈琲をいただき時間をつぶしました。
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 そして郷ノ浦へ。ガイドさんの解説では、港の前に風よけ・波よけとなる大島・長島・原島があって、天然の良港だそうです。「王・長嶋・原、そろいぶみですね」、うまいっ、座布団一枚。大島には保存状態の良好な大砲があるとの情報もいただきましたが、アクセスは良くないとのこと。残念、再訪を期しましょう。なお明日の観光午前コースのキャンセルを申し出ると、問題ないとのことでした。最後に、一人でも参加できるのが素晴らしいと賛辞を送ると、経営不振で来年以降は断るかもしれないとのお答え。それは残念だなあ。このコースで料金は2450円ですから財政的に厳しいのかもしれませんね。多少の値上げはいたしかたありませんから、単独行動の好きな風来坊のために、一人からの参加もOKという姿勢をこれからも続けてほしいなと切望する次第です。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2010-09-03 06:25 | 九州 | Comments(0)

五島・対馬・壱岐編(35):はらほげ地蔵・原の辻遺跡(09.9)

 そして数分で「はらほげ地蔵」に到着。海中に立っているため、満潮の時に供物が濡れないように胸のところに丸い穴があいている六地蔵です。遭難した海女のため、捕獲した鯨の慰霊のため、疫病退散祈願のため等々、縁起については諸説ありますが詳しいことは不明、ただ海中を好まれると考えられているようです。干潮なので足元まで海上から出ていますが、潮が満ちていたらなかなかピクチャレスクな光景でしょう。赤い涎掛けで穴が見えないので、ガイドさんに「穴を見てもいいでしょうか」と訊ねると、「それでは代表でこのお地蔵さんに見せてもらいましょう」と涎掛けをめくってくれました。
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 なおこのあたりには、食堂「はらほげ」のご主人が、漂着物でつくった交通安全人形がたくさん設置してありました。それでは原の辻(はるのつじ)遺跡へと向かいましょう。安国寺を通り過ぎて、十分ほどで到着です。
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 以下、岩波日本史辞典(岩波書店)に依拠して紹介します。
 弥生時代の遺跡で、魏志倭人伝にいう一支国の中心部にあたる。台地上各所に墳墓と生活跡がある。1950年代の調査で、後期前半に石器が減り鉄器がかなり出現することが確認された。中期後半には南北約850m,東西約350mの範囲に3重の環濠を巡らし,中心部には溝や塀で囲んだ中核施設がある。環濠外の墓地からは中国鏡など副葬品が豊富に出土し、王族墓と見られる。中国系・朝鮮半島系遺物が豊富に出土する。
 観光パンフレットには、弥生時代三大遺跡の一つと誇らしげに書かれていましたが、残り二つはおそらく吉野ヶ里登呂でしょう。本来ならば、こちらにある展示館を見学するはずだったのですが、2010年3月14日に「一支国博物館」がオープンする予定なので、閉鎖されています。ガイドさんが指さす山上には、展望塔をそなえた新しい博物館を遠望できました。何でも、黒川紀章の遺作だそうです。またそのため、一帯は整備のための工事中。ガイドさん曰く「電線も、費用節減のために歩道の地下に埋めたんです」、すると一言居士の旦那さん、すかさず「地下に電線を埋める際には、歩道では地下60cm、車道では地下120cmと定められているからね」と解説。ガイドさんは感心してすぐにメモをとっていました。それにしても何でそんなことまで知っているのでしょう。それでも特別の許可をもらって、見学をすることができました。広大な敷地に、竪穴住居や高床倉庫、物見櫓などが散在しています。ガイドさんが言うには、博物館を含めて相当の経費を使っているため、地元ではペイできるのかどうか不安が広がっているそうです。しかし「地元が盛り上がらなくてどうする」と、市役所職員は貫頭衣で仕事をしているそうな。その恰好のまま、出張で福岡に行ったら新興宗教団体と間違えられたそうです。!(^^)!ってはいけませんね。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2010-09-02 06:34 | 九州 | Comments(0)

五島・対馬・壱岐編(34):猿岩(09.9)

 ここで十五分間の小休止。同行したご夫婦の旦那さんは、たいへん面白い一言居士。猿岩も見ずに売店でところてんを注文、「食欲だけはあるんだよなあ」とぼやいておられます。じゃあ何の欲がないの、と思わず突っ込みたくなりました。お猿さんそっくりの海蝕崖の玄武岩、猿岩はすぐ眼の前です。「~にそっくりな岩」は観光地でよく見かけますが、「おいおいどこが~だ」と半畳を入れたくなるような物件も多々ありました。こちらの猿岩は、時価・松・竹・梅で言うと、時価と松の間くらいかな。ちゃんと目と鼻の穴もあるし、生えている草もまるで毛のようだし、何と言っても虚空を毅然と睨んでいるような孤高の雰囲気がいいですね。「何でも考え、何でも知って、何でもかんでもやってみよう」というケペル先生の教えを銘肝している自称弟子の小生としては、やはりこの疑問をもちました。正面から見るとどうなっているのだろう? さっそく道路を歩いていって廻りこみ、正面からそのご尊顔を拝見。やはりとても猿には見えない形状でした。もう集合時間だ、あわててバスへと戻り、みなさんと合流、バスは「鬼の窟(いわや)」へと向かいます。
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 途中で湯ノ本を通り過ぎましたが、こちらは壱岐で唯一の温泉だそうです。ガイドさんによると、芸能人がお忍びでよく来るそうですが、翌日にはすぐに島中に知れ渡ってしまうそうです。そして「鬼の窟(いわや)」に到着、県内最大級の円墳にしつらえられた、巨大な岩を組み合わせてつくった横穴式石室です。築造は六世紀末、この時期に壱岐ではこうした古墳が激増するとのことです。
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 そして壱岐の中心に位置するという目印「へそ石」を車窓から見学、芦辺へと向かいます。松永安左エ門がつくった発電所を眺め、しばらくすると左手に海を眺められる爽快な道路が続きます。
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 波を打ち消すために積み上げられたテトラポット、ガイドさん曰く「安いテトラポットは三万円ぐらいで買えるので、壱岐土産にいかが」。そして鬼の窟から二十分ほどで左京鼻に到着です。すると駐車場にパトカーが二台停まっていました。一言居士の旦那さん、さっそく「何か事件かな、島中のパトカーが来ているぞ」と茶々を入れます。「もっとありますよ」とにこやかに切り返すガイドさん、目は笑っていませんでしたけど。そして海岸と海を見晴らせる遊歩道を歩いていくと、救急車とレスキュー隊の車があり、隊員の方が「立入り禁止」とばかりに大きく手を振っています。
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 事故か心中か自殺か、はたまた殺人か。ガイドさん曰く「すぐに島中の噂となりますから、後でホテルにファックスを送ります」。はい、あてにしないでお待ちすることにしましょう。それはさておき、このあたりは玄界灘に面して切り立つダイナミックな海蝕崖を堪能できます。細い柱を束ねたような奇岩が左京鼻ですね。雨乞いをした陰陽師、後藤左京からその名がついたそうです。なおこのあたりはウニの漁場で、志摩から移り住んできた海女さんたちが海にもぐって今でも採取しているとのこと。本日のお仕事は終了したのか、その姿は見当たりませんでした。岩に当たって千々に砕け散る波と、青い大海原をしばし堪能。バスに乗り込んで集落を通ると、頭髪が陽に焼けた屈強な女性たちがのっしのっしと歩いていくのが、車窓から見えました。おそらく海女さんたちでしょう。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2010-09-01 06:30 | 九州 | Comments(0)